育林管理・素材生産事業
育林管理
現在、弊社では約1,100ha(所有林655ha+経営受託448ha)の森林を管理経営しています。
拡大造林が盛んだった昭和30年代に、自社苗畑の苗木生産にて毎年100ha程の植林施業を行い、地元の需要に応えることで地域の信頼を得ることとなり、幾多の森林所有者からの管理委託の相談が寄せられて、経営受託による地域の森林管理を行って来ました。
平成3年より、社有林を中心に搬出間伐事業への取り組みを開始して、育てるだけではなく「木材を活かす」ことを念頭に捉えた林業を展開し、現在は年間約20haの主伐、再造林、その後の下刈り等の保育を行い、地域の森林組合とも連携しながら健全な森林づくりに取り組んでいます。
社有林は、一部を除き森林経営計画を作成して、周辺森林の集約化や路網整備及び施業の計画的推進と森林資源の安定供給を基本に据え、伐採後の再造林を必須とした循環型林業に邁進しています。
素材生産
平成6年から開始した素材(丸太)生産事業は、現在、杉・桧を中心に年間約19,000㎥(直営生産約13,000㎥、委託生産約6,000㎥)を超える実績にて、企業経営の一角を形成しています。これら森林資源の経済的還元を山にもたらして地域活性化の一助となることを切望し、製材事業などとも連携しながら、さらなる進化を目指します。
現場では、労働安全と効率的生産の両立を目論み機械操作技術等の向上とその継承に努め、加えて、後継者育成なども考慮して、高性能林業機械の導入も積極的に進めてきました。
また、社員の技術研鑽についても、林業従事者育成基金が実施する技能者育成研修等を活用して、積極的に支援しています。
主要な林業用機械の保有状況
名称 | 性能、馬力等 | 台数 |
---|---|---|
チェーンソー | 10 | |
集材機 | 馬力64~112 | 4 |
プロセッサ | 馬力92~100 | 4 |
フォワーダ | 馬力92~110 | 2 |
グラップル | 馬力56~92 | 2 |
スィングヤーダ | 馬力92 | 1 |
タワーヤーダ | 馬力175 | 1 |
関連資格取得状況
フォレストワーカー5名、フォレストリーダー1名、フォレストマネージャー2名、森林作業道錯節オペレーター2名、森林施業プランナー2名、林業技師2名 等々